世界の美術館・印刷博物館オススメランキング

ランキングオススメ第1位は『ルーヴル美術館』
世界には時代とともに反映してきた文化と共に、多くの芸術家たちが素晴らしい作品を残しており、現在もなお鑑賞できる美術・博物館が多く点在しています。
その中でオススメ第1位は、フランス・パリの『ルーヴル美術館』です。日本においても、2015年に「ルーヴル美術館展」が行われたことで更に人気が増しています。
この美術館は世界最大級の大きさを誇るほか、その建物自体もまた最大級の史跡ともなっています。先史時代から19世紀までの絵画などの様々な美術品が約35,000点近く展示され、各国からの観光客へと公開されています。
ルーヴルに所蔵されている作品には、世界的に有名なもの多くあり、特に絵画では「モナ・リザ」や「民衆を導く自由の女神」、「聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ」などがあり、また彫刻などでは「ハンムラビ法典」や「ミロのヴィーナス」、「サモトラケのニケ」などがあります。これらの美術品の中で特に有名で、いつの多くの観光客を魅了している作品が、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」です。この作品はダヴィンチがルネサンス盛期に描いたとされ、絵画にまつわるいくつもの伝説があり、現在でも数多くの研究者を虜にしています。

オススメ第2位『大英博物館』・第3位『メトロポリタン美術館』
ランキングで第2位に輝いたのは、イギリス・ロンドンの『大英博物館』です。ここは世界最大の博物館の一つであり、古今東西の美術品や書籍、略奪品に至るまで、約800万点が収蔵されています。そのため、常設の展示品だけであっても、一日では全てを鑑賞することが大変困難です。ここで展示されている収蔵品の多くは、個人収集家による寄贈品であり、25人の理事からなる理事会によって運営されています。
ランキング第3位に輝いたのは、アメリカ・ニューヨークの『メトロポリタン美術館』です。この美術館が設立された背景には、1866年にアメリカ独立記念日を祝う人達の会合で提案されたことに始まります。メトロポリタンの大きな特徴はそのコレクションの幅の広さにあり、あらゆる時代・地域・文明・技法の作品を、約300万点ほど収蔵しているほか、これだけ大きな規模の美術館でありながら国立でも州立でもない、私立であるという点です。また、入館料はメトロポリタン側の希望額で決定されているといった点でも、他とは少々異なっています。観光客の中には、作品を学びに来る美大生などには入館料を少し安くしてくれたり、逆に富裕層には少々高くすることもあるとも言われています。

世界遺産でもある印刷博物館
ほとんどの美術品などを展示する施設では、時代に流行した様式の作品などを数多く展示していますが、こうした中には文明に特化したものを展示しているところも存在します。それらの中の一つが『印刷博物館』です。
ベルギー・アントワープにある『プランタン・モレトゥス印刷博物館』は、ルネサンス及びバロック時代に栄えたとされる世界最古の印刷出版工房であり、この工房を母体に展示施設が形成されています。この中には、印刷に関わる古文書や実際に使用されていた印刷機が所狭しと並んでおり、当時の書籍の製作工程が手に取るように分かり、その情景も浮かんでくるようです。
プランタン・モレトゥスには、書物に関する資料が約3万点、木版画が約1万5千点所蔵されておりい、「グーテンベルグの36行の聖書」といった、有名かつ貴重とされる資料も多数展示されています。こうした歴史的資料が多く残っていることから、2001年には記録文書と最古の印刷機が「世界の記録遺産」に、さらに2005年には、工房や活版印刷に使用された道具類が「歴史遺産」に認定されています。
また、日本にも印刷博物館が存在し、こちらでは広く世界の印刷を視野に入れながら、日本を始めアジア全体の印刷技術に重点を置き資料の展示や広報活動を行っています。

  • 最終更新:2016-05-12 20:30:50

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